喜祥のご案内
明治35年1月10日生 関根喜一郎を父、関根ちゐを母として女将 千恵は5人兄妹の末娘の長女として生を受ける。
幼い頃より家には、日々来客のたえる事がなく常に料理人を呼び寄せ芸者衆を招き、おもてなしをする環境の中で育つことに始まる・・・・
城下町岩槻の風格ある料亭で潤いあるまごころのおもてなし・・・岩槻は古い城下町だ。街並みを吹き抜けていく風は、遠い江戸時代にもこの城下を同じように吹いていたのだろう。そんな風格の町に竹林と石畳の料亭「喜祥」はある。
女将-千恵さんは、日本画から抜け出て来たような、しっとりとした美人。歴史的な美人画家、伊東深水の直弟子-関根将雄氏(岩槻在住)が絶賛する料亭。
その女将だけあって、心の配り方には、客人等しく天下人になったような錯覚を覚えてしまう。女将は全てでなくてはならない。風貌、身のこなし、経営、気配り等。千恵女将は全身で全てを表現してやまない。完全予約制で結納や接待の客で予約も一杯になる。
竹林の門をくぐり、美しく輝く石畳を踏み、客は別世界の中にたたずみ、逸品の料理に舌鼓を打つ。
皇太子の御成婚を期して築かれたこの風格満点の料亭は、女将の精神、”まごころ一杯のもてなし”にあふれている。若女将三恵さんは美貌も含めて全て母を継いでいる。